韓国政府、移住労働者の団結権を不当に弾圧




チョンジュ外国人保護所のアンワル委員長

韓国の出入国管理局は5月14日、帰宅途中の移住労組アンワル委員長(バングラデシュ出身)を待ち伏せして暴力的に拘束した。移住労組は、韓国で働く移住労働者による労働組合で、去る4月24日に設立大会を開き、現在認可申請中。しかし韓国の当局は、移住労組委員長をはじめ大部分が不法滞在であることを理由に認可を拒否する姿勢を示している。これまでにも韓国政府は、移住労働組合の母胎となった平等労組移住支部の支部長・幹部を相次いで拘束・強制送還してきた。これに対して韓国の労働組合は、移住労働者の団結を阻止することを目的とした不当な弾圧であると強い抗議を続けている.

今回の委員長拘束に対して韓国の労働組合をはじめとする多くの関係団体が即刻抗議している。しかし韓国の法務部は「不法滞留者は国内で労働の権利はもちろん、労働組合を結成する権利と労働三権を保証されることはありえない」として、バングラデシュ大使館からの旅券が発行され次第、アンワル氏を強制送還する方針だという。 <BR>言うまでもないが、人権規約などの国際条約でも韓国の法律(勤労基本法)でも、不法滞在(オーバーステイ)であるかどうかは、労働者としての権利とは全く別のものだ.

現在、移住労組の上部団体である民主労総は法的な対応を検討しているが、現時点では法的な対抗手段は限られ、当面、記者会見や抗議集会、面会などを行うとともに、社会的な支持を訴え、当局側に圧力をかけていくという。

移住労組(韓国語)

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